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アニメの動きは、実際にまつりで獅子が演じる動きを模倣したものです。 |
| 朝倉の梯子獅子(昭和34年10月8日 愛知県無形民俗文化財指定) |
| 朝倉の梯子獅子は牟山神社の神事として、31段の梯子と高さ約9メートルのやぐらの上で、雄獅子の面をかぶった二人一組の獅子がお囃子に合わせ曲芸的な、はなれ技を演技する獅子舞です。獅子の服装は素朴で、竜紋の絆てん、あられ模様の股引、腕抜を着用、片足白足袋、片足黒足袋を交互にはき、約30分間の舞のうち、とくにやぐらの上での演技は手に汗握るハラハラ、ドキドキの連続です。この舞は、慶長年間(1600年ごろ)から奉納され、現在もなお地元の字で組織する「朝倉梯子獅子保存会」によって受け継がれており、毎年10月第1日曜日に披露されています。 |
| ■開催日 : 毎年10月第1日曜日(試楽祭は前日の土曜日) |
| ■場 所 : 牟山神社(愛知県知多市新知) |
| ■交 通 : 名鉄常滑線朝倉駅下車 東へ徒歩5分 |
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◆牟山神社の由来 草創700年と伝えられる牟山神社は、天御中主尊(あめのみなかぬしのみこと)大己貴尊(おおあなむちのみこと)少彦名尊(せくなひこなのみこと)を祀(まつ)り、末社には、神明社、熱田社、稲荷社、愛宕社があります。徳川初中期に焼けたといわれている本殿は、明治37年に改築され、拝殿は昭和29年伊勢神宮の古材を受領し、昭和30年に営造されました。朝倉の土産神として、氏子の尊崇を受け、沖で漁をする人や、航海を業とする者にとっては、海上鎮護の神であり、農方にとっては、豊年を祈る神でもあり、朝倉の人々から尊ばれてきました。 |
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◆梯子獅子の由来 梯子獅子の起源については、慶長の初めごろ、朝倉村にイノシシが現われて農作物を荒らし、被害がひどくて村人はたいへん困窮していました。当村の惣右衛門という人が発起して、村人の協力によって梯子を造り、慶長3年12月(1598年)梯子攻めにしてイノシシを退治したので、田畑は荒らされず、翌年は大豊作であったそうです。そこで村人たちは喜びあって、豊年祭とともに獅子の供養を思い立ち、翌慶長4年の例祭に、梯子に登る雄獅子の舞を演じたのがその始まりであるといわれています。 |
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◆獅子舞の三様 獅子舞は、獅子頭(演者をカブという)と胴身(演者をウスという)との二人一組となって、獅子頭をとりつけた幕をかむって、やぐらの上で所作をするものです。獅子頭は木彫りの特殊なものであり、奉仕者の服装は黒地に白と朱色に染め抜きをした竜紋の絆てんを着て、黒地に白のあられ模様の股引をはき、腕抜を着けます。また足には白と黒の足袋をはき、カブとウスとは、白黒を左右反対にはきます。獅子舞の演技には大別して三様があり、運勢の舞《祈年の曲》、櫓上の舞《勤労の曲》、感謝の舞《豊年の曲》で、それぞれに囃子の曲があります。 |
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| 梯子獅子の舞姿は《1. お囃子》から始まり《7. お囃子》で奉納舞の全てが完了となります。 | |
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1. お囃子 七音の横笛数本と神楽太鼓【ツケという】一対とによって、獅子の舞を囃子立てます。 |
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2. 舞台への出場 打囃子【曲目が5曲ある】によって、生気に満ちた獅子が舞台におどり出て、手に持った塩を、まき清めながらおどります。これは神前に対して御抜の儀式の象を表現するもの。次に七転び八起きの様子を笛太鼓と獅子頭のカツカツの音で調子を合わせて舞台せましと乱舞します。このときの囃子は、聞く人には『オヒリハ』と聞こえ、ついで頭の『カツカツ』が続き『オヒリハ・カツカツ』と、軽やかなテンポをともなって聞こえひびきます。 |
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3. 運勢の舞 《祈年の曲》へと囃子がかわると、獅子舞は、やぐらを高い山に見たてて、胴身【演者をウスという】が獅子頭【演者をカブという】を肩車して梯子を登ります。このとき、『ウンセイ』と、掛け声を発します。この掛け声は運勢のことで、吉兆を願う意味をもっています。氏子の安全を祈るとともに、農耕の豊作を願い、浜方の大漁満足を祈念するもの。そして左右に交互に振り返り振り返り、5段ごとに所作を繰り返しながら31段の梯子を登り天頂に至ります。 |
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4. 櫓上の舞 囃子は《勤労の曲》へとかわり、梯子の天頂についてやれやれ、といった気持ちで喜び勇んで峰を行く所作を示します。やぐらに渡してある3本の横木の上を動物と同じ足さばきで渡り始めます。つぎにノミトリの所作に入り、大アオリ【※】の所作を行います。ここで一番観客が手に汗を握るところで、神を三拝する象を示し、農方では稲穂が重く垂れ下がり、風にそよぐ様を、浜方では大漁の網を力いっぱいあげる姿をかたどっています。【※ アオルとは足の甲を横木にかけて、突然仰向きざまに下方に三度反り返ること。】 |
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5. やぐら降り 曲はゆるやかな、のどかな調子の《豊年の曲》が囃されます。獅子はすべり木を降り舞台に戻ります。 |
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6. 感謝の舞 舞台に戻った獅子は、つぎにスカシ【※】の所作にはいります。農方の豊年満作、浜方の大漁満足を祝う象です。打囃子に合わせて、三度跳び上がり、跳び返り、舞台せましとおどりくるう。文字どおり、歓喜、感謝の舞です。打囃子が囃されて、獅子は楽屋へ下がります。【※ スカシとはカブが獅子頭を左右に動かし、物をなですくう様を三度行うこと。】 |
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7. お囃子 獅子は楽屋へ下がりますが、曲はまだ続けられ、五曲打囃子が終わって、獅子舞の全ては無事奉納されます。 |
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【 代々受け継がれいてる立て看板 】
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